ワンランク上の自分になるために

今から始めよう!難関資格取得までの道のり

診療看護師が行えること

診療看護師(Nurse Practitioner:NP)は、一定の制限下において医師サイドに立った診療を行える看護師を意味します。NPは厚労省の「特定行為に係る看護師の研修制度」に基づいており、より医師に近い立場で診療に当たれるようになります。また、NPのバックグラウンドは看護師なので、患者やその家族に寄り添った医療サービスを提供できるのが強みです。加えて、看護師がNPの資格を得ることで、治療方針や治療計画を的確に理解できるようになるものです。それはチーム医療を進める上でも、とても重要な要素となります。さらに、看護師として患者と身近に接せられるので、病状や症状の変化を敏感に察知することが可能になります。

看護師がNPの資格を取得すれば、人工呼吸器の設定や変更、離脱などを行えるようになります。それにより、患者の症状に応じた設定・変更をタイムリーに行えるのがメリットです。感染症の拡大期には人工呼吸器の需要が増加するので、オペレーターの人材が不足する恐れがあります。一方、人工呼吸器を扱えるNPが居れば、専門の医師が不足しても対処できると言えます。また、NPは脱水症状がある患者の病態を自ら判断して、輸液の種類や量などを補正できます。さらに、感染兆候のある患者に対して、医師の診断無しに薬剤投与の判断をすることが可能です。但し、その際には適切な検査結果に基づく必要があります。その他、NPには末梢型中心静脈カテーテル(PICC)の挿入の判断と挿入が許可されています。

他の看護師にはないNPという強みを持ちたい!という方は、ぜひ【詳細】を見てみてください。